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「店舗什器の見積もり、何にお金がかかっている?」|見積もりの内訳と費用のポイント

コラム
2026.07.28

特注什器の価格が決まるまでを、製作会社の視点から考えてみる

「この什器、いくらくらいで作れますか?」

 

特注什器のご相談をいただくと、まず気になるのはやっぱり「価格」ではないでしょうか。

 

同じように見える棚でも、見積もりを取ってみると価格が大きく違う。

 

「どうしてこんなに違うんだろう?」

 

そう思われる方もいるかもしれません。

 

実は、特注什器の価格は、単純に「材料がいくらかかったか」だけで決まっているわけではありません。

 

今回は、店舗什器の見積もりがどんな要素からできているのか、少しだけ製作側の目線からご紹介します!

 

まず大きいのは「材料費」 

 

 

当然ですが、什器をつくるには材料が必要です。

 

木材、合板、メラミン化粧板、スチール、アクリルなど、使用する素材によって価格は変わります。

 

ただ、「高い材料を使えば高くなる」という単純な話でもありません。

 

例えば、見た目を重視するのか、傷への強さを重視するのか、軽さを優先するのか。

 

目的によって適した材料は変わります。

 

だからこそ、特注什器では「何を使うか」だけでなく、「なぜその材料を使うのか」まで考えることが大切になります。

 

材料だけでは完成しない。「加工費」もあります

 

 

材料を用意しただけでは、什器にはなりません。

 

切る、削る、穴を開ける、組み立てる。

 

必要に応じて、細かな加工を加えていきます。

 

シンプルに見える什器でも、寸法や形状によって加工の手間は変わります。

 

例えば、直線的な棚と、曲線を取り入れた什器では、同じ大きさでも製作工程は大きく異なります。

 

特注だからこそできるデザインの裏側には、こうした一つひとつの加工があるのです。

仕上がりを左右する「塗装・仕上げ」

 

 

店舗什器は、機能だけでなく「見た目」も大切です。

 

木目を活かした仕上げにするのか、マットな質感にするのか、 ブランドカラーに合わせて塗装するのか・・・

 

同じ形の什器でも、仕上げによって印象は大きく変わります。

 

特に店舗では、什器そのものが空間の一部になるため、色や質感まで含めて考えることが少なくありません。

 

意外と重要な「金物」

 

 

蝶番、レール、キャスター、取手、固定金具など・・・

普段はあまり意識しない部分ですが、什器を使いやすくするためには欠かせない存在なのです。

 

例えば「扉を付けたい」という一つの要望でも、

 

「どのくらい開けばいいのか」

 

「どのくらいの頻度で使うのか」

 

「重さに耐えられるか」

 

などによって、選ぶ金物が変わってきます。

 

見えないところでも、使いやすさを支える工夫をしてるんです。

 

そして忘れてはいけない「運搬・設置」

 

 

完成した什器を工場から店舗へ運び、現場に設置する。

 

ここにも費用が発生します。

 

特に大型の什器の場合、サイズや搬入経路によっては、そのまま運び込めないこともあります。

 

そのため、あらかじめ分割して製作したり、現場で組み立てたりする場合もあります。

 

「作って終わり」ではなく、「店舗で使える状態にするまで」 そこまで含めて、什器づくりです。

 

実は「何台つくるか」でも変わります

同じ什器でも、1台だけ製作する場合と、10台、20台とまとめて製作する場合では、1台あたりの価格が変わることがあります。

 

材料をまとめて手配できたり、加工の段取りを効率化できたりするためです。

 

そのため、「この形なら1台いくら」というだけではなく、製作数量も見積もりに関わる大切な要素になります。

 

見積もりは「高い・安い」だけで見ないで・・・!

特注什器の見積もりを見るとき、つい合計金額に目がいってしまいます。

 

もちろん予算は大切ですし、見積もりを出す側として、なるべくご予算にあうようにしたいと思っております…!

 

ただ、その金額の中には、 材料を選ぶこと、加工すること、きれいに仕上げること、 使いやすくすること、店舗まで届けること。

 

そうした、たくさんの工程が含まれています。

 

だからこそ、金額だけで判断するのではなく、

 

「この価格には、どんな製作が含まれているんだろう?」

 

と見てみませんか?

 

まずは「こんなものを作りたい」から

特注什器のご相談では、最初から完璧な図面や仕様が決まっていなくても大丈夫です。

 

「このスペースに棚を作りたい」「こんな雰囲気にしたい」

「この商品をきれいに見せたい」

 

そんなところから、一緒に形を考えていくこともできます。

 

什器の価格は、形や素材、数量、仕上げなど、さまざまな条件によって変わります。

 

だからこそ、まずは「何をしたいのか」を聞かせていただく。

 

そこから、必要な機能や素材、製作方法を考えていく。

 

それが、特注什器の面白いところなのかもしれません。

 

「いくらで作れるか」だけではなく、「何を実現したいか」。

 

その部分から考えてみると、店舗什器の選択肢は、思っているより広がるかもしれません。


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