一方で、店舗は一つとして同じものはありません。
壁の幅、天井の高さ、販売する商品、ブランドイメージ・・・それぞれ違うことがたくさんあります。
つまり、既製品は”平均点”を目指した製品です。
平均点だから悪いわけではありません。
でも、「あと5cm小さければ」「あと10cm高ければ」という場面は、実際の現場では珍しくないはずです。

特注什器は「目的」に合わせるもの
特注什器は、寸法を自由に決められることが最大の特徴と思われがちです。
もちろん、それも間違いではありません。
ですが、本当の価値はそこではありません。
特注什器は、「何を売りたいか」から設計が始まります。
高級感を演出したいのか、商品を手に取りやすくしたいのか、限られたスペースを有効活用したいのか・・・
目的が変われば、形も素材も変わります。
つまり、什器そのものを作っているのではなく、売れる環境をつくるという発想なのです。
実は、見えない部分ほど差が出る
お客様からご相談をいただく中で、意外と多いのがこんなお悩みです。
「ネットで買った棚が通路を狭くしてしまった。」「商品を置くと圧迫感が出てしまう。」
「収納が足りず、バックヤードが散らかる。」
どれも、棚そのものに問題があるわけではないはず。
店舗全体とのバランスを考えずに選んでしまったことが原因です。
什器は単体で見るものではなく、店舗全体の一部として考える必要があります。
だからこそ、設計段階で細かな寸法や導線まで考えられる特注什器には、大きな価値があります。
「安い」と「コストが低い」は同じではない

しかし、サイズが合わず買い替えたり、追加で収納を購入したり、レイアウト変更のたびに新しい什器が必要になったり。
こうしたことが積み重なると、結果的にコストが膨らむケースもあります。
一方で、特注什器は最初に店舗に合わせて製作するため、長く使い続けられるケースが少なくありません。
初期費用だけでなく、「長く使う」という視点で考えると、見え方は変わってきます。
どちらが正解という話ではありません
ここまで特注什器の魅力をご紹介しましたが、既製品にも大きなメリットがあります。
例えば、短期間のイベント出店やポップアップストア、とにかく早く開業したい場合など
こうしたケースでは、既製品が最適な選択になることもあります。
一方で、ブランドイメージを大切にしたい、店舗スペースを無駄なく活用したい、商品をより魅力的に見せたい、長く使える什器を導入したい・・・
こうした場合は、特注什器が力を発揮します。
什器は「設備」ではなく「ブランドを伝える道具」
什器は、商品を並べるためだけのものではありません。
お客様が最初に目にする空間をつくり、ブランドの世界観を伝え、商品の価値を引き立てる存在です。
だからこそ、私たちは「棚を作る会社」ではなく、「店舗づくりを支えるパートナー」でありたいと考えています。
もし、「このスペースをもっと有効活用したい」「既製品ではしっくりこない」と感じることがあれば、それは特注什器を検討するタイミングかもしれません。
店舗にぴったり合う一台は、単なるオーダーメイドではなく、そのお店らしさを形にするための一つの選択肢になるはずです。