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パーテーション代わりにもなる収納棚

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2020.06.23

新しいオフィスに設置する、スチールフレームの移動式の収納棚のご依頼を受けました。
イメージパースと欲しいサイズをメールで送って頂いたのですが、ここで少し懸念点が。

 

 

 

と、言うのも幅と高さに対して奥行きが浅い・・・。


壁面に沿うように取り付けるのであれば全く問題ないサイズです。

ただ、今回のご希望は空間を仕切るためのパーテーションとして使いたいとのこと。

しかも、動かせるようにキャスター付きをご希望です。

お電話で再度ご要望の確認と、サイズの面での懸念点お伝えしました。

 

ご要望通りのサイズと安全性を鑑みて奥行きを深くしたサイズの2パターンでお見積りをご用意しました。

 

安全面と設置スペースとの兼ね合いで、ご希望より少し奥行きを深くして製作に入ることに。

オーダーのため、スチールフレームのカラーも棚板の面材もカタログ帳から選んでもらうことができます。

 

 

棚板は、傷にも強いメラミン化粧板を予定。

その中でも「ベルタッチ」というシリーズの物を採用されました。このベルタッチ、マットな質感とシルクの様な手触りをコンセプトにしている商品。

サンプルで通常のメラミン板と比べてみると、見た目・触り心地もさることながら、指紋がつかないという利点が。

 

 

特に、今回は黒色だったためよりその差を顕著に感じることが出来ました。

ただ、通常のメラミン化粧板よりも値段が高くなります。

その旨をご了承いただき決定しました。
カラーの決定やご質問等のやり取りの中で、どれぐらいの重さのものまで乗せられるかのご質問がでました。


正直に言うと、大量生産されているようなメーカー品でなくオーダー品で作っているものなので何キロまでと明確に言うことが難しいです。

 

また、置き方や置くものの大きさでも荷重のかかり方は異なるので、なお難しくなります。
ある程度のロットでのご注文であれば、サンプルを製作していろいろな実験を行うのですが、今回は2台。

なので、製作中の鉄工所に向かい、製作中の物を使って実験することにしました。

通常、棚板に物を載せる際には、図のように乗せるのが望ましいです。

 

 

 

しかし、今回は水槽を置く可能性が出てきたとのことなので、図の左側のようになります。

そのため、おもりを重ねて置いていきました。

 

 


ノギスで棚板の間の寸法を測りながら重さを足していくと・・・やはり、重りを置いた部分がたわんでしまいました。
職人と相談し、写真のように棚と棚の間の部分に支えを設けて再実験。

 


そうすることで、けっこうな重さを置いてもほとんどたわまないことがわかりました。
この実験の結果を電話でお客様に伝え、最終的に支えを4か所設けることになりました。

 

その後、塗装を施し無事お客様の元にお届け。

サイズが大きかったのですが、幸いにも1階。

しかも大きな窓があったのでそこから搬入させて頂きました。

白い塗壁、打ちっ放しの床に合う収納棚になりました。

 

黒色の什器やデスクはとてもカッコいいのですが、指紋やほこりが目立ち、お手入れが大変というデメリットがありましたが、今回採用したベルタッチのメラミンはその点もクリアできる一品でした。

最近人気のマットな無彩色で什器や家具をご検討の方には、お値段は少し張りますがおススメです。

 

 

 

 


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