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タイルを貼って什器を華やかに魅せる!!

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2022.06.20

特注の什器を製作する際にメインで使用する部材は、木工(中でもメラミン化粧板、ポリ合板)、スチール、アクリルです。

意匠性を求めるような什器や、高級感のある仕上げにしたいときなどに、タイルや天然石を使うケースがあります。

 

今日は、そのタイルを使用した什器の施工例をご紹介します。

 

まずは、店頭プロモーション什器から。

 

化粧品店の店頭で使用する、移動式の洗面台です。

給排水の設備がない場所で使用するので、什器の中にタンクを設置しています。

 

 

 

この天板面に使用しているのが、タイルです。

可愛らしい感じのタイルですね。

こちらは、名古屋モザイクというメーカーのモザイクタイル。

NM-106 施釉 / I類 / 磁器質 / B:乾式成形

 

 

23角の小さなタイルです。

目地は白。

施釉タイルとは、表面に釉薬を施したタイルです。

「ゆうやく」または「うわぐすり」と読みます。

この釉薬の色がタイルの色になります。

釉薬の種類や組み合わせ、中に混ぜる物や、素地のタイルの表面の状態、焼く温度などで、出来上がった際の色や表情が変わります。

瀬戸物の食器などと同じ仕上げ方法です。

 

上の写真のモザイクタイルは、ツヤのないマットなザラザラした仕上がりです。

同じ釉薬タイルでも次のタイルは、ツヤのあるツルツルした仕上がりのタイルです。

 

 

こちらも、名古屋モザイクのタイル。デザインタイルです。

NTR-D6880 施釉 / III類 / 陶器質 / B:乾式成形

 

 

 

 

壁面の商品を飾る用の棚の背面にタイルを施しています。

什器の納品日が夜間の2日間しかなく、タイルを現地で貼って目地を入れる時間が取れなかったので、先にタイルを木工のパネルに貼りました。

タイルは専用の接着剤で貼るのですが、このタイルは接着剤が乾くのに時間がかかります。

接着剤が乾かないと、目地を入れる際に、タイルがズレてしまいます。

そのため、目地入れは現地で行いました。

 

 

目地を入れた状態での取付も検討したのですが、運搬や搬入の際に目地が割れてしまう可能性があったので、安全策を取りました。

飾り棚には、インロー金物を仕込みます。

こうすることで、商品を置いても棚が垂れることを防ぐことができます。

 

次にご紹介するのは、釉薬タイルとは異なるタイルです。

 

 

石のように見えますがセメント系のブリックタイルです。

セメントに天然の軽量骨材を混ぜて型に流して焼き固めているので、本物の石よりも軽いのが特徴です。

天然石の風合いが再現されているので、かなりリアルです。

軽くて、形も整えられているので施工性にも優れています。

セメント系のタイルには、他にもレンガ調の物もあります。

 

 

最後にご紹介するのは、タイルではなく天然石です。

 

 

細長くカットされた天然石なのですが、重たいので接着材が固まる前にどんどん下がってきてしまいます。

そうすると目地が均等にならなかったり変な隙間が出来てしまったりするので、スペーサー(クサビ)を差し込みます。

赤いのがその、スペーサーです。

 

 

1日程で接着剤は固まるので、スペーサーを抜き取ります。

この天然石は、目地材なしで施工するタイプの物でした。

 

やはり、タイルや天然石を什器に貼ると華やかになりますね。

 


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