もう失敗しない!製作会社の選び方
目次
製作会社の選び方/How to choose
どこに頼めば良いの?
店舗の受付カウンターや会社のエントランスなど、特注什器はどこにお願いしたら良いのでしょうか?
特注什器を依頼するには知名度のある会社へ直接問い合わせるか、取引先や知人からの紹介という選択が多いようです。しかし、それらの会社へ依頼をしても、そこからまた別の会社へと依頼するケースもみられます。
また、依頼する側にデザインや図案が無く素材等を含めたモノづくりの知識に自信が無い場合は、製作会社に全てを任せるかたちになります。
製作会社の担当者次第ということになりますが、必要の無い仕様(オーバースペック)を提案され予算面での折り合いが付かないまま、最終的な納期トラブルを招いてしまうこともよくある話です。
製作会社を選ぶ場合には、実際に先方の担当者と面談をして、
知識と実績を兼ね備えているかの確認をすることが必要不可欠です。
依頼する際のポイント
Point 1 製作スタッフのチームワーク
モノづくり会社の選定は、会社の規模や設備にだけ左右されるものではなく、製作に携わるスタッフの連携が要といえます。営業担当者、生産管理者、品質管理者のチームワークで全てが決まります。
Point 2「Q」「C」「D」のバランス
特に特注什器においては、木質から金属、プラスチック等、多種多様な資材を取り扱います。生産管理者は納期に合わせた全体の生産工程を把握し、資材購入時期と工場ライン投入時期とのバランスを調整する必要があります。このバランスが崩れると価格と納期に確実に影響します。
Point 3 進捗状況のすり合せ
また、全ての加工を製作会社の社内で出来ない場合も多く、協力会社での加工工程が多々発生します。生産管理者は、生産工程に合わせた協力会社の生産状況を管理することは当然必要になります。これは発注者側には見えない部分でもあり、発注者は日程管理表を基に製作会社の担当者と進捗状況のすり合せを随時行うことが大切です。
Point 4 現場に足を運ぶ
特注什器を発注する側である皆様方は、商談をする営業担当者、生産管理者、工場責任者等の関係を良好なものとするためにも、時には製作会社の現場に足を運ぶことを大いにお勧めします。