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「什器」とは? 意味や用途を具体的に解説!

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2020.06.19

什器(じゅうき)という言葉は、一般的にどのぐらい浸透している言葉なのでしょうか?

 

「じゅうき」と入力変換してみると、「重機」「銃器」「住基」などと違う じゅうき が先に表示される場合がほとんどです。

 

そんな、ちょっぴりマイナーな 什器

 

今回は、特注什器の製作会社である弊社の視点で 什器 について具体的に探っていきたい思います。

 

 

 

「什器」とは?

まずは、辞書を調べてみると、

日常使用する家具・道具・器物の類。什物(じゆうもつ)。什具。(大辞林)

「什」は十人、おおぜいで共用する意。(広辞苑)

 

などと記載されています。

 

 

うん、分かるけど分からないような?ボンやりとした感じです。

では、具体的に什器とはどのような物を指すのでしょうか?思いつくだけ羅列してみます。

 

 

 物販店(雑貨、食品、服飾品など)における什器

 ・陳列棚

 ・平台

 ・ショーケース

 ・レジ台

 ・包装台

 ・ストッカー

 ・ワゴン

 ・カタログスタンド

 ・イーゼル

 ・試着室

 ・ハンガーラック

 ・マネキン

 ・ミラー etc.

 

 

 飲食店 における什器

 ・厨房機器

 ・冷蔵ケース

 ・食材保管庫

 ・食器棚

 ・カウンターテーブル

 ・椅子

 ・ソファー

 ・レジ台

 ・メニューボード etc.

 

 

 オフィス における什器

 ・デスク

 ・椅子

 ・テーブル

 ・ソファー

 ・書棚

 ・キャビネット

 ・パーテーション

 ・商談ブース

 ・受付台

 ・案内板 etc.

 

飲食店物販店オフィスと3つの使用場所ごとに具体的な物品をあげてみましたが、それぞれ大きい物だったり小さい物だったり 什器 に含まれる物が少し違います。しかし辞書にあったとおり 「おおぜいで共用する」「家具・道具・器物の類」ということは概ね共通しているようです。

 

 

 

 この業界でいうところの什器

店舗什器

 

弊社のような店舗やオフィスの棚や台などを製作する業界では、主にお店で使う商用機材を 店舗什器、オフィスで使う機材を オフィス什器 とまとめて呼ぶことが多いです。

 

店舗什器の中でも、マネキン、ハンガー、ミラー、装飾用備品など比較的小さく、大量生産してカタログ販売が主流なような物を 店舗用品 と呼んだりもします。

 

また、弊社ではオフィスで使用するテーブルや棚などは、家で使う家具に形状や用途が近いので、店舗で使用するものと区別するために オフィス家具 という名称で呼ぶこともあります。

 

具体的な「什器」の写真は、コチラの製作事例から。

 

 

 

 店舗什器の種類

 

次に、お店で使う 店舗什器 について掘り下げていきたいと思います。

 

店舗什器とは、お店で使う棚や台などの商用機材をいいますが、その中でも様々な分類別に数多くの◯◯什器という名称を使い分けています。

 

① 目的別  

 商品を置くための棚や台を

 ・ディスプレイ什器

 ・陳列什器

 ・展示什器

 

 特に商品を広告・宣伝する機能がある専用の什器を

 ・販促什器

 ・プロモーション什器

 

 

② 設置場所別  

      売場の中央部に設置する什器を

 ・島什器

 ・中島什器

 ・中置什器

 ・アイランド什器

  売場に並ぶ島什器の端に設置する什器を、エンド什器

  壁沿いに設置する什器を、壁面什器

  売場の柱周りに設置する什器を、柱巻き什器

  店先に設置する什器を、店頭什器

  机やテーブルの上に設置する什器を、卓上什器

 

 

③ 素材別  

 什器の素材ごとに

 ・木製什器

 ・スチール什器

 ・アクリル什器

 ・紙什器

 ・ブラダン什器  etc.

 

 

商品別 

 陳列する商品の種類ごとに

 アクセサリー什器

 ・化粧品什器

  • アパレル什器

 ・サイネージ什器

 ・惣菜什器

 ・パン什器  etc.

 

 

⑤ 形状別 

 什器の形状ごとに

 ・ひな壇什器

 ・回転什器

 ・システム什器

 ・平台什器

 ・内照式什器

 ・ノックダウン式什器 etc.

 

 

⑥ 製造別 

  様々な什器の中でも、カタログに載っているような既製品ではなく、商品の特徴や企業カラーに合わせて製作する什器を

 ・特注什器

 ・オリジナル什器

 ・オーダーメイド什器

 ・OEM什器

 

以上のように店舗什器は多くの種類に分けられます。

 

具体的な「什器」の写真は、コチラの製作事例をチェック!

 

 

 

 什器という存在

 

飲食店、物販店、オフィスの3つの使用場所ごとの什器と、目的別・設置場所別・ 素材別 ・商品別 ・形状別 ・製造別 の6つの分類で様々な什器を挙げてみました。

 

改めて考えてみると、これら什器はどれも単体では意味を成さず、展示する商品、陳列する商品があり、そして使用する人がいて初めて存在価値が生まれるモノです。

言わば什器は「企業・ブランド・商品」のイメージアップや、魅力を引き立てるための影の立役者のような存在ではないでしょうか。

 

 

 

 

 什器の製作における配慮点

店舗什器の製作においては、什器に並んだ商品をお客様が手に取る瞬間を思い描き、どのように商品の魅力が伝えられるか、また安全に利用できるかなどを熟考しています。

例えば、店舗のターゲットとする客層が女性なのか男性か、若年層なのか老年層かによって什器の素材や色味、高さなどデザインを変えたりもします。

また、安全面の配慮として、天板の角でケガをしないように面取り加工、商品棚の耐荷重計算や転倒防止対策、商品の落下防止のための欄干(こぼれ止め)の設置、照明カバーや配線カバーの取付け・・・etc.

 

さらに店舗什器の製作では、買い手であるお客様への配慮だけではなく、売り手である店舗や店員さんに対しての使い勝手、安全性・防犯性などの配慮も忘れてはいけません。

例えば、商品棚の下部に収納ストッカーを設置、動かしやすいようにキャスターの取付け、陳列する商品の高さごとに棚の高さを変えられる仕様にするなど。防犯面では、レジの周りに目隠しカバーを設置、ショーケースに鍵を取付け・・・etc.

 

他にも、什器に使用する素材の耐久性や耐水性、重量なども考慮しながら什器のご提案をしていきます。

 

 

 

 最後に ~什器の製作にかける想い~

 

什器を製作したいとお考えのお客様のほとんどは、什器をつくること自体が目的ではなく、什器を活用して「売上をアップさせたい」「快適性を上げたい」などの本質的な課題や目的があると思います。

 

私たちは、お客様の疑問や不安、ご要望にきめ細やかにお応えしながら“こだわりのモノづくり” を共に具現化させていくことで、影の立役者である什器によって、主役である「企業・ブランド・商品」の魅力を最大限に引き立て、お客様それぞれの什器製作における本来の課題の解決や目的の達成のためのお力になりたいと考えています。


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