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店舗什器のオーダー製作で【失敗しないための5ステップ】

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2020.07.31

はじめに

店舗の運営にあたっては、内装や外装のほかに商品を陳列する棚や展示するショーケース、サービス案内のサインボードやカタログラック、接客のためのテーブル、カウンター、レジ台など多くの店舗什器の調達が必要となります。

 

店舗什器を中古品やレンタル品、またはカタログなどで販売しているメーカー汎用品を利用してコストを抑えている店舗は多いと思います。

その一方で、オーダーメイドでオリジナルの店舗什器を導入したいとお考えの方も多くいます。

 

今回は、店舗什器をオーダー製作する専門会社の当社が、オーダーメイドの店舗什器の導入をお考えの方へ、店舗什器のオーダー製作で失敗しないために踏んでほしい5つのステップをご紹介します。

 

 

Step 1. メリット・デメリットの把握

 

そもそも店舗什器をオーダー製作するにあたって生じるメリットとデメリットはどんな点なのかを整理していきます。後で「こんなはずじゃなかった!」とならない為に、メリットとデメリットをよく把握した上でスタート準備に取り掛かりましょう。

 

店舗什器オーダーの メリット

・メーカー汎用品には無い、自社のオリジナリティが出せる

・什器に使用する材料、色やサイズを自由に選べる

・中古品などの経年劣化によるダメージや衛生面の心配がない

・リースやレンタルで発生する毎月の維持費(ランニングコスト)が無い

・大量生産によるコストダウンが図れる

・愛着が生まれる

 

店舗什器オーダーの デメリット

・初期費用(イニシャルコスト)が高い

・製作に時間がかかる。

 

 

オーダーする価値があるか否か

デメリットは「価格が高い」「時間がかかる」この2つに絞られるかと思います。製作の数量が少数の場合は、コストが高くなることが多いのは確かです。製作期間は、打ち合わせを重ねて仕様が決定するまでの時間を含めると納品まで早くても2週間、場合によっては23ヶ月かかることも。

 

しかし時間をかけてもオーダーする価値があるか否か、そして高いと思うか安いと思うかはそれぞれの価値観次第です。

 

先に挙げたメリットが1つも当てはまらない方や「何でも良いからすぐに欲しい!」「安ければそれでいい!」という方は、当然ながら時間やお金の無駄になるのでオーダーは止めておきましょう。

一方で、価格・品質・納期などがマッチすればオーダーをしたい。そう思った方は、次のStep. 2へ進んでいきましょう。

 

 

Step 2. 本来の目的・課題を明確にする

 

目的や課題はなんですか?

店舗什器をオーダーで製作しようとお考えの方は、什器をつくること自体が目的ではなく、「売上をアップさせたい」「快適性を上げたい」などの本質的な目的や課題があると思います。

オーダー製作するにあたって、事前に目的や課題を明確化しておくことは非常に重要なポイントと言えます。なぜなら新たな課題が発生したとしても、本質を見失わずに解決や目的達成に向けて進むことが出来るからです。

 

必要条件を整理する

また、目的や課題を明らかにしていくことで、以下の必要条件が具体的になってくるでしょう。

 

・予算

・ターゲット

・使用場所

・使用する時期や期間

・必要数

 

目的や課題に加え、予算の上限や使用条件なども整理しておけば、製作会社への相談や見積り依頼がスムーズに進められます。

 

 

Step 3. 具体的な完成品をイメージする

 

目的や課題、各種の必要条件が整理できたら、いよいよ店舗什器の製作会社へ相談や見積り依頼をする段階となります。

 

イメージを固める

製作会社に店舗什器をオーダーする前にもう1点、具体的な完成品をイメージしたパース図またはイメージ写真など準備しておいたほうがよりスムーズに進むでしょう。

 

図面などしっかりした物でなくても、手書きのイラスト図や、イメージと類似している店舗什器の写真をインターネットで検索しておくのでも良いでしょう。イメージを口頭や文字で伝えるだけでなくプラスして写真やイメージ図のようなもので視覚的な情報共有を行っておいたほうが、製作会社に相談や見積りをとる際にもミスマッチが生じづらくなります。

 

また、思い描いた理想のデザインだとしても、構造上の問題などから実現できない場合もあります。できるだけ現実的なイメージを固めていきましょう。

 

 

Step 4. 製作会社を見極める

 

step1.で挙げた 店舗什器をオーダー製作するメリットとデメリットから判断した上で、オーダーしようと思う方は、さらに、オーダー製作でも出来るだけ安くて良い物を早く手に入れたい! そう思うのではないでしょうか。そのためにも発注先である店舗什器の製作会社をしっかり見極めることが重要なポイントとなります。

 

製作会社の選定

店舗什器をオーダー製作するには、知名度のある会社へ直接問い合わせるか、取引先や知人からの紹介という選択が多いようです。しかし、それらの会社へ依頼をしても、そこからまた別の会社へと依頼するケースもみられます。

 

また、自分自身にデザインや図案が無く素材等を含めたモノづくりの知識に自信が無い場合は、製作会社に全てを任せるかたちになります。その場合、製作会社の担当者次第ということになりますが、必要の無い仕様(オーバースペック)を提案され予算面での折り合いが付かないまま、最終的な納期トラブルを招いてしまうこともよくある話です。

 

スタッフの知識と実績

店舗什器を製作する会社の選定は、会社の規模や設備にだけ左右されるものではなく、製作に携わるスタッフの連携が要といえます。営業担当者、生産管理者、品質管理者のチームワークで全てが決まります。

 

オーダーする製作会社を選ぶ場合には、実際に先方の担当者と面談をして、知識と実績を兼ね備えているかの確認をすることが必要不可欠です。

 

 

Step 5. 進捗の確認とサンプル検証

 

製作会社は、生産工程に合わせた生産状況を管理することは当然必要になります。これはオーダーする発注者の皆様には見えない部分でもあり、発注者は製作会社の担当者と日程などの進捗状況の確認を随時行うことが大切です。

 

品質・価格・納期のバランス

店舗什器のオーダー製作においては、木質から金属、プラスチックやLED照明などの多種多様な資材を取り扱います。製作会社では納期に合わせた全体の生産工程を把握し、資材購入時期と工場ライン投入時期とのバランスを調整する必要があります。このバランスが崩れると価格と納期に確実に影響します。品質・価格・納期のバランスが保たれるよう、些細だと思うような事柄であっても、すり合わせを怠ってはいけません。

 

素材サンプル・試作品での検証

実際に店舗什器に使用する素材のサンプルで材質の確認や、見本帳で色味の確認をしましょう。製作する数量が多くて納期や予算に余裕がある場合は、試作品の製作依頼をするのもお勧めです。試作品を検証して問題点と改良点を見つけて、より完成度の高いもモノづくりを目指しましょう。

 

現場に足を運ぶ

店舗什器をオーダーする発注者の皆様は、製作会社の営業担当者、生産管理者、工場責任者等の関係を良好なものとするためにも、サンプル品や試作品などの確認時や、納品前に立ち合い検品の依頼をして、時には製作会社の現場に足を運ぶことを大いにお勧めします。

現場でチェックすることで最終的に大きなトラブルを回避できることもあります。

 

 

まとめ

最後に店舗什器のオーダー製作で【失敗しない5ステップ】の「まとめ」です。

 

Step 1.  メリット・デメリットの把握

そもそも本当にオーダー製作する価値があるか否かを判断しよう。

 

Step 2.  本来の目的・課題を明確にする

本質的な目的や課題を考え、予算や数量などの必要条件を整理しよう。

 

Step 3.  具体的な完成品のイメージをする

製作会社に店舗什器をオーダーする前に、イメージ写真などを用意しよう。

 

Step 4.  製作会社を見極める

実際に製作会社と面談をして、什器製作の知識と実績を兼ね備えているか確認しよう。

 

Step 5.  進捗の確認とサンプル検証

進捗状況を随時確認し、サンプル品や試作品での検証や製作現場でのチェックをしよう。


今回はオーダーメイドの店舗什器の導入をお考えの方へ、「店舗什器のオーダー製作で失敗しないための5つのステップ」について解説しました。ご参考にしていただけたらと思います。

もし不要なコストを抑えて、より良い店舗什器のオーダー製作をお考えでしたら、ぜひ一度「特注什器.com」までご相談ください。


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